こんにちは。mi-Reiです。
英語を使うニーズが高まっているいま、英語を話す必要に迫られて、発音に悩む方も多いのではないでしょうか。
わたしも英語の発音に悩み試行錯誤をしていた時期がありました。
でもあるとき、コツをつかんだことで、発音が劇的によくなったのです!
あれは当時まだ大学生だった頃、アパレルでバイトをしていたときでした。英語圏のネイティブスピーカーの方と話す機会があり、
その別れ際、
「Thank you. You are a good English speaker!」
と、お褒めの言葉をいただいたのです!
うれしくて泣きそうになりました!
(まぁ、泣かんかったけど)
でもわたしは、帰国子女でもなければ長期留学経験もない、純日本人です。そんなわたしがつかんだコツをお伝えしたいと思います。
目次
合唱団で外国語曲に取り組む中で気づいた本質
当時わたしは大学生で、合唱団に所属していました。
日本語の曲を歌うこともあれば、英語の曲を練習することもあります。
当然うまく発音することも重要です。
そこでわたしが学んだ、発音において重要な訓練。それは、
「口の形」、もっと言うと「舌の位置」
です。
つまり「発音が良い」をより噛み砕いていうと、
正しい口形(くちの開け方)、正しい下の位置で、音声を発すること
なんですね。
合唱や歌をやっていると当たり前のことなのですが、こと英語学習になると、多くの方が意識していないポイントではないでしょうか。
日本語の発音では曖昧にしゃべっても問題ないところが、英語についてはより細かく区別されている、といったイメージで、「この文字はこう発音する」というルールがあるのです。
のちに調べて分かったのですが、発音と口形の関係については「音声学」という学問が既に存在しているようです。
このポイントを押さえておけば、ほとんどの英語について、つづりどおりに発音するだけで、きれいにしゃべることができると感じています。
ではここから、意識すべきことを具体的に説明していきます。
発音を良くするために意識すべき7つのこと
1.まずはカタカナ読みから脱却する。
例えば、” team”を「チーム」と読んだり、”dream” を「ドリーム」と読むのをやめましょう。
” team”であれば「ティーム」の方が正解に近いですし、”dream”なら「ドゥリーム」です。
もっと言えば、発音記号を見ると”dream”は「ジュリーム」に近くなってくるのですが、ここで詳述せずにすすみましょう。
まずは第一段階として「カタカナ表記をそのまま読むのをやめる」ことです。
2.LとRを区別する。
最初の関門です。
Lでは、舌の先端を、上2本の前歯の中間点の付け根につけ、それを離すと同時に声を出すと、Lの発音になります。
日本語の「らりるれろ」は、
ほぼ「La, Li, Lu, Le, Lo」だと思ってください。
これに対してRは、
舌の両サイドを奥歯歯の付け根あたりにつけ、それを離すと同時に声を出す
ようにします。舌の先端が多少口内上部に触れていても構いません。
主観的には、Rは若干くぐもった感じになります。
-erや-arのように語尾につく場合も同様です。
3.LとNの発音で、舌の位置に注意する。
Lの発音は上述の通りで、Nの発音は少し似ています。
Nでは、舌の先端を上4本の前歯の付け根につけ、それを離すと同時に声を出すようにします。
ここで、Nの発音では「Ni」と日本語の「に」で大きく違うことがわかります。
なぜなら、日本語の「に」は、発音的には「Nyi」であり、本来「にゃ行」に属するべきものだからです。
試しに“Cleaning”(掃除)という単語を発音してみましょう。もはや「クリーニング」ではないはずです。
4.”Th”の発音を、SやZと区別する。
どちらも、上下両方の歯に舌をつけ、その間から息を漏れさせるように発音する、という点では”Th”もSやZと似ています。ですがこのとき、
”Th”では上の歯と下の歯は離れていて、
SやZだと上の歯と下の歯はくっついて閉じている
という点で異なります。
5.ⅰの発音では口の形
ⅰは「愛」ではありません。口角を上げる必要はないのです。口はやや縦に開けるようにします。
余裕があれば、息の流し方にも気を配ってください。息が口からだけ出るのではなく、鼻にも通すような感じで発音してみてください。
6.”a”は「ア」の口形で「エ」
読んで字のごとくです。日本語で「ア」と言うときの口の形で「エ」と発音します。(主観です。)
7.FやVは、下唇に上前歯を乗せて、息を吐くだけ。
これも読んで字のごとくです。これを意識することで、“V”と“B”の発音を区別しやすくなります。
ここで説明した7つの方法はあくまで初学者向けです。
慣れてきたら、単語帳の発音記号と音声、つづりを照らし合わせながら、発音練習してみましょう。
わたしはこうやって練習しています。
さて、きれいに発音する方法がわかったところで、
「そんなに都合よくネイティブスピーカーのお客さんが現れてくれない!」
というのが現実です。
そこでわたしが実践しているのが、趣味とのかけ算、
「アニソンの英語カバーを、カラオケで歌えるように練習する」
です。
自分の好きな曲を英語でカバーしている動画をYouTubeで探し、あとはその人の真似をして、歌えるようにしてみましょう。
発音の練習になるだけでなく、
・発音しているうちに、単語と単語の音のつながり(リエゾンといいます)がわかってくる。
・自然と聞き取り能力も向上する。
・口語的な言い回しを知るきっかけになる
・単純に楽しい!
・歌えたらもっと楽しい!!
・カラオケで友達に自慢できる!(笑)
といったメリットがあります。
「好きこそものの上手なれ」ですね。
音楽や歌うことよりも映画やドラマが好きな方は、そちらのセリフを何度も真似てみても良いと思います。
これを続けた結果、わたしにどういう変化が訪れたのでしょうか。
たまに仕事でプレゼン(英語)をする機会がありますが、帰国子女である先輩に、
「発音がきれい」
というフィードバックをもらったりします。
趣味や好きなこととのかけ算で、ぜひ英語のきれいな発音を手に入れて下さい!